WORKS

クリエイターOfftOn様 レコーディングスタジオ改装工事 〈東京〉

施工内容

レコーディングスタジオ改装工事
カスタム設計による理想の制作環境
高品質な電源供給とノイズ対策
手元での機器ルーティングの最適化

  • 改装前
  • 改装後
  • D-sub製作
  • 音響グレードの電源パーツへ交換
  • DJセット専用特注デスク制作
  • スタジオ専用トランスの導入
  • 音に影響があるパーツをバイパス
  • バンダムパッチベイへ機器を集約

デジタルとアナログ機器を駆使したアンビエント楽曲クリエイター"OfftOn"様よりレコーディングスタジオ改装のご相談をいただきました。プロフェッショナルで使い勝手の良い音楽制作環境にしたいというご要望を受け、全面改装のプランニングとワイヤリング工事を行いました。



カスタム設計による理想の制作環境
OfftOn様スタジオには、壁一面に連なるモジュラーシンセサイザーがあり、制作音源の最終出力はアナログオープンリールを使用されておりました。これに対応するため、重量のある1/2アナログオープンリールを安定して設置できるよう、デスク天面を拡張するオリジナル機構を設計・製作しました。 さらに、機材ラックの天面にはDJセットを設置し、普段は蓋をしてテーブルとしても使用できる特注のDJテーブルを製作。 これらの什器は外観や強度にもこだわり熟練の職人が丁寧に作り上げました。 オーディオインターフェイスと1/2アナログオープンリールの機器間のバランス・アンバランス信号を適正値で送るためのコンバーターも間に組み込み、最適な信号伝達を実現しました。



高品質な電源供給とノイズ対策
音響用の電源ノイズに対する懸念に対応するため、2回線の電源を設けました。 1回線目は単相3線200Vから100Vに変換し、ノイズレスで安定した電源を提供する特注のダウントランスを採用。 特にこのダウントランスは、某商用レコーディングスタジオでも実績があり、その品質と信頼性が高く評価されています。 2回線目は単独100Vの回線で、これらの回線から音響用に製作した特注電源タップを介し、機器に適切な電源を供給できるよう設計し、電線は音響特性に優れたEEF2.0を今回使用しました。



手元での機器ルーティングの最適化
機器間のルーティングを手元で簡単に変更できるよう、Switchcraftの96穴バンタムパッチベイを導入しました。 このパッチベイは背面端子がDSUB25で構成されており、DSUB25の入出力を持つオーディオインターフェイスと非常に相性が良い設計となっています。アナログ機器への接続回線はすべて自社で製作し完全なカスタマイズを実現しました。



スタジオ全体の設計と施工において、細部にまでこだわり最高のクオリティを提供することを心掛けて、プロフェッショナルで且つ使い易い制作環境へと生まれ変わりました。

当社では、お客様のニーズに応じた完全カスタマイズの音楽制作環境づくりのお手伝いを行なっております。プロフェッショナルなスタジオ施工のご相談はお気軽にお問い合わせください。

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